出張・研修の宿泊先としてウィークリーマンションって使えるの?

出張や研修の宿泊先って、ホテル以外の選択肢はないの?とお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか?客観的な立場で忖度なしでお答えすると、出張や研修の宿泊先は1週間以内で安さ重視ならビジネスホテル、滞在日数に関係なく快適さ重視ならウィークリー・マンスリーマンションがおすすめです。

この記事では、出張や研修の宿泊先としてコスパが良い、便利で快適な施設をお探しの企業の総務ご担当者様、ビジネスマン・OLの方に向けて、ビジネスホテルとウィークリー・マンスリーマンションの料金や利便性を比較・解説します。利用する際に何を重視するか、何が気になるかによって、どちらを選んだ方がいいかが分かりますので、ぜひご一読ください。

東京に2週間出張する場合の宿泊先比較

一般的な会社員の場合、出張や研修の宿泊先で、豪華な部屋を割り当てられるケースはレアだと思いますので、必要最低限の設備が揃ったシングルルームという前提で比較します。

会社の予算・指示で宿泊先を指定される前提なので、利用者個人の生活レベル設定は省略します。

ウィークリーマンション ビジネスホテル
部屋 16㎡、1K 11㎡
設備 家具、家電、寝具、食器類、タオルアメニティ 簡易デスク、ベッド、大浴場なし、朝食なし
賃料 4,800円×14日=67,200円 平日・土日の平均 1日5885円×14日
光熱費 700円×14日=9,800円
清掃費 11,000円
管理費 400円×14日=5,600円
事務手数料 2,000円
合計 82,000円 82,400円

 

もちろん、選ぶ物件・ホテルによって実際の金額は千差万別ですが、平均的な相場で考えると、2週間滞在する場合、ほとんど総額は変わりません

1週間以上ならウィークリーマンションがおすすめな理由

1週間以内の短期間の宿泊なら、総費用ではビジネスホテルの方が安くなるケースが多いです。ただ、ビジネスホテルの約10㎡の狭い空間でなんとか生活できるのは、1週間ぐらいが限界なのではないかと思います。

上に挙げている例で言うと、11㎡のシングルルームの場合、ベッドと机兼ドレッサーの間は60cm程度で、椅子に座るのが精いっぱいです。かなり息苦しい毎日が想像できますね。

  • 持ち込みの荷物がほとんどない
  • 滞在する部屋は寝るだけ充分
  • 狭くてもいいからホテルの清潔な空間がいい

上記の全てに該当する場合はビジネスホテルの方が良いでしょう

1週間以内なら上記の条件でも問題ないかもしれないですが、1週間を超えるとかなり苦痛になってくるのではないかと思います。

1週間連続勤務になることはないでしょうから、途中で休日も入ってきます。休日に出かける元気もない場合、病人じゃあるまいし、狭苦しい部屋でずっと過ごせるかっ!という気分にもなるでしょう。

その点、ウィークリー・マンスリーマンションは1週間以上でも快適に滞在できます。分譲仕様の物件になると浴室乾燥の設備が入っていたり、システムキッチンでIH2口、という物件もあります。自炊もできるし、十分な生活スペースがあるので、ストレスはかなり少なくなります。

生活に必要な家電も揃っているので、1週間以上の滞在で炊事・洗濯・掃除が苦にならない方なら、ビジネスホテルよりウィークリー・マンスリーマンションがおススメです。

1か月以上滞在するならホテルより安くなるケースもある

ホテルではマンスリー利用のプランや長期滞在型のプランを用意しているところもあります。費用は季節によって変動しますが、例えば大阪の中心部である大阪市中央区で1ヶ月(30日)滞在する場合で比較してみましょう。

ウィークリーマンション ビジネスホテル
部屋 25㎡ 1K 12㎡
設備 家具家電、食器、アメニティ等備品あり 朝食あり
賃料 4400円×30=132,000円 平日26日 156,780円
土曜4日 31,320円
光熱費 700円×30=21,000円
清掃費 16,500円
管理費 400円×3=12,000円
事務手数料 2000円
合計 183,500円 188,100円

 

※ビジネスホテルのマンスリープランの割引例(平日は10%OFF)

平日 6,700⇒6,030円
土・休日の前日 8,700⇒7,830円

 

このように、1か月の利用になると、ホテルのマンスリープランを使っても費用はほとんど変わらないケースが多くなり、物件によっては、ホテルより安く借りられることもあります。

おすすめの宿泊施設が分かる診断

何を重視するか、何が気になるかによって、どちらを選んだ方がいいかが変わります。該当する項目が多い方の施設をご利用ください。

ウィークリー・マンスリーマンションがおすすめ ビジネスホテルがおすすめ
  • 1週間以上の滞在
  • 快適な住環境を求めたい。
  • 多少ゆとりが欲しい
  • 窓が開いてベランダがあった方が気分転換になる
  • 炊事・洗濯・掃除が苦にならない
  • 自分に合った室内温度で過ごしたい。
  • 1週間以内の短期滞在
  • 狭くてもOK。
  • 窓は開かなくても問題ない。
  • ベランダは不要。
  • 洗濯や掃除はめんどくさい。
  • 自分に合った室内温度に調整できない全館空調でも問題ない。

ウィークリーマンションを安く借りるならキャンペーンが狙い目

ウィークリー・マンスリ―マンションの場合、物件の運営会社が不定期で実施しているキャンペーンで、賃料が大幅に割引されることがあります。

もし安い物件を探したい場合は、キャンペーン中のウィークリー・マンスリ―マンションを探すという方法もあります。タイミングが良ければ、ビジネスホテルより安い滞在先が見つかるかもしれません。

まとめ

宿泊期間が1週間以内で安さ重視ならビジネスホテル、快適さ重視ならウィークリー・マンスリーマンションがおすすめ。ウィークリー・マンスリーマンションを安く借りたい場合は、キャンペーン中の物件が狙い目です。

物件は下記からすぐに探せますので、ご希望に合った物件を探してみてください。

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  • この記事を書いた人

不動産Webコンサルタント 東口 悟郎

メディアマックスジャパン(株)の不動産営業担当。大阪の総合不動産会社でマンスリーマンション部門を立ち上げ、3年で運営室数200室を突破させた。システム開発から賃貸・売買仲介、社宅斡旋まで幅広い不動産経験を持つ。現在は主に不動産業務システムの導入コンサルティングと、ウィークリー・マンスリーマンションの集客サポートを担当している。

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