ウィークリー・マンスリーマンションの費用って、結局いくらかかるの?って気になりますよね。結論から言うと、普通の賃貸物件とは違って運営会社ごとに料金設定がバラバラで、利用料の他に清掃料・備品代等、様々な費用を別途請求されることが多いため、運営会社ごとに確認する必要があります。
この記事を読めば、一般的なウィークリー・マンスリーマンションの契約時に必要な初期費用、利用料の仕組みや、使われる用語の意味がわかります。想定外の金額を請求されてビックリ!という事態にならないように、事前に基礎知識を身につけておいてくださいね。
ウィークリー・マンスリーマンションの利用料の内訳
利用料は、主に下記の5つの要素で構成されています。
- 初期費用
- 賃料
- 光熱費
- 備品、鍵
- 清掃費
各運営会社によって名称が変わることもあります。各項目ごとに、一般的な例で説明します。
初期費用
初期費用無料というのがウィークリー・マンスリーマンションの特徴の一つです。一般的な賃貸物件では必要なことが多い敷金・礼金・仲介手数料は不要の物件が多いです。
ただし、契約手数料や事務手数料といった名目で初期費用が設定されているお部屋もあるので、契約時には必ず初期費用の有無を確認するようにしてください。
賃料
基本的に日額(1日あたりの利用料)で計算されていて、期間によって日額が変わるところが多いです。下記のように、契約期間が長くなるほど日額賃料が安くなるように設定されています。
高い ↓ | スーパーショート(1ヶ月以内) |
ショート(1~3か月) | |
ミドル(4~7か月) | |
安い ↑ | ロング(7から12か月) |
都道府県や市区町村の条例等による規制で、1ヶ月以内の契約期間では入居できないエリアもあります。
一般的に1カ月以内の賃料は消費税の課税対象になり、1ヶ月以上の賃料に該当する金額は普通賃貸借契約と同じように消費税非課税の物件が多いです。
光熱費
賃料とは別で、光熱費も日額で設定されています。光熱費は契約の長さで金額が変化する事はありませんが、寒冷地域などで冬の期間だけ少し高めに設定されているところもあります。
複数人で利用する場合、入居人数が1人増えるごとに日額にプラスされる事があります。光熱費の利用料は常識的な範囲内の利用を想定していますので、使用量が著しく多い場合は追加で請求される事もあります。いくら光熱費が固定と言っても、エアコンや電気のつけっぱなしはやめましょう。
備品代、鍵の発行料
寝具が賃料に含まれていない場合、追加発注する必要があったり、鍵の発行料と称して保証金を請求されるケースもあります(鍵が返却されたら保証金は返却されます)。
室内に設置されている備品が有料なのか無料なのかは事前に確認しておくといいでしょう
清掃費
請求のタイミングは運営会社によりますが、契約の期間によって清掃料金が異なります。長期間使用するほど、汚れがたまりやすく、原状回復に時間がかかるという考え方です。普通賃貸のように、退居立会の上、鍵返却を行う物件運営会社は少ないです。つまり退去時の立会い確認は不要な物件がほとんどです。
もし故意過失による破損個所等があった場合は、原状回復費用を別途請求される事もありますので、使用についてはご自身の所有物と同じように大切に取り扱う必要があります。
違約金、キャンセル料に注意
契約期間を短縮して退居する場合、違約金が発生しますので注意が必要です。例えば、1か月で契約したのに1週間で退居する場合などです。
申し込んだ後に予定が変更になって契約自体をキャンセルする場合のキャンセル料金は、運営会社によって取り扱いが異なります。申込時に必ず確認しておきましょう。契約書の条文にも記載がありますので、こちらの確認も必要です。
また、キャンセル料金は入居日の何日前から発生するかと、返金がある場合には手数料の負担はどちらになるかや返金方法も合わせて確認しましょう。
申し込む前にチェックしたい、確認事項チェックリスト
- 初期費用がかかるか
- 賃料はいくらか
- 光熱費はいくらか
- 清掃費はいくらか
- 管理費・共益費など、1日毎に設定されている費用はないか
- キャンセル料金、違約金はいつから発生するか
- 寝具(布団やリネン)は賃料に含まれているか
- 延長は可能か?延長した場合の料金と清掃料金の追加はあるか
- 契約短縮時の返金はあるか
- 食器類や消耗品はどこまで揃っているか
まとめ
上にあるチェックリストを使って、物件の運営会社に問い合わせをする際に合わせて確認するといいでしょう。ご不明な点は各物件の運営会社にお問合せ下さい。