ウィークリーマンションの意外な活用法2選【撮影,事務所】

マンスリーズの西日本の営業を担当している私は、以前はウィークリー・マンスリーマンションを運営する側だったのですが、その時にも「あ、こんな使い方するのね」と感じるような、意外な物件の使われ方をしていたという経験がありました。

その一つとして、以前の記事で「受験生のご両親が進学塾で勧められて契約に来る」ケースをご紹介しました。

今はどんな感じなのかなあということで、物件の運営会社数社にヒアリングしたところ、面白いものが2つありましたので紹介させていただきます。

多数派ではないですが、印象に残った利用例と私の経験談です。ウィークリー・マンスリーマンションの新たな活用法として参考にしてください。

YouTuberや動画配信者の撮影場所として利用

あるだろうなあ、と思ってましたが、かなり顕著に増えているそうです。物件運営会社の方にYouTuberや動画配信者が、撮影スタジオ代わりにウィークリー・マンスリーマンションを利用するメリットを聞いてみました。

メリット

1. 低コストで高品質な撮影環境を手に入れられる

数日間以上の撮影なら、レンタルスタジオよりも低コストで利用できます

また、キッチンに調理器具も揃っているので、自宅のキッチンだと生活感出すぎてしまうのを避けて、調理系の動画配信者が利用するということがそこそこあるそうです。

そういえば私も関西ローカルのテレビ番組のスタッフから、マンスリーマンションを芸人の部屋っぽく見せて料理するシーンを撮影したいという依頼を受けたことがあります。確かに便利そうです。

2. 撮影場所を自由に選べる

ウィークリー・マンスリーマンションは全国各地に存在しますので、撮影場所を自由に選ぶことができます。例えば、旅行先で撮影したり、特定の地域に特化した動画を制作したりすることが可能、ということなんだそうです。

3. プライバシーを確保できる

ウィークリー・マンスリーマンションは完全個室空間ですので、周囲を気にせずに撮影を行うことができます。また、複数人での編集作業や打ち合わせなどにも利用できます。ホテルの一室だと数名が作業するには意外と不便なんだとか。

4. 必要な機材を収納できる

ウィークリー・マンスリーマンションには収納スペースが備え付けられていますので、撮影に必要な機材を収納できます。機材を持ち運ぶ必要がないため、時間と労力を節約できるのは嬉しいですね。

ビジネスホテルのシングルのサイズは13㎡前後、一方マンスリーマンションは1Kの部屋で20㎡越えの物件も多いですし、バルコニーが使えるというメリットもあります。

5. スタッフの宿泊場所としても利用できる

複数人で利用可能な物件の場合は、スタッフの宿泊場所としても利用できます。撮影場所で寝泊まりもできれば、スタッフの移動時間を短縮して、撮影を効率的に進めることができますね。

6. すぐに短期で利用できる

ウィークリー・マンスリーマンションは契約期間が短いため、短期間だけ利用したい場合にも最適です。また、契約手続きが簡単で、すぐに利用を開始することができます。

個人事業主・ベンチャー企業の事務所として利用

これも私が運営していた時も事例としては結構ありました。フリーランスやベンチャー企業が従来のオフィス以外で、マンスリーマンションを検討するケースは増えているようです。

メリット

  • 同じ立地条件ならマンスリーマンションの方が安い(駅近物件は特に)
  • すぐに契約して利用開始できる
  • 初期費用が圧倒的に安く、契約のハードルがかなり低い
  • 契約手続きが簡単
  • ガス・電気・ネットなどのインフラの契約が不要
  • 事業が軌道に乗るまでの暫定事務所として使える
  • 倉庫代わりにも使える

事務所を契約するのに比べると初期費用が圧倒的に安いですし、契約のハードルはかなり低いので借りやすく、すぐに契約して利用開始できるスピード感も選ばれる理由の一つです。

インフラの契約も個別の契約が必要ありませんので、面倒な契約手続きから解放されます。事業的に軌道に乗るまではマンスリーマンションを事務所として利用し、自宅以外に仕事場を設けることで仕事とプライベートの空間を完全に分けて仕事に集中できるというメリットがありますね。

最後の「倉庫代わり」というのは、私が運営者側だった時に契約してくれていたお客さんの例ですが、オークションで書籍の転売をしていた方が保管と発送の梱包作業場としてマンスリーマンションを利用されていました。

まとめ

今回は物件の運営会社に聞いたウィークリー・マンスリーマンションの意外な活用法として、「YouTuberや動画配信者の撮影場所」と「個人事業主・スタートアップの事務所」という2例をご紹介しました。

この他にも、子供に絶対に触られたくない趣味部屋として利用していたプラモデルのプロモデラーの方や、ダイエット器具持ち込んで減量に挑戦していた方などもいらっしゃいました。決して多い事例ではないですが、ウィークリー・マンスリーマンションはアイデア次第で様々な使い方ができます。

皆さんも一度、どんな事に使えそうか、自分だったらどう使うか考えてみて、アイデアが浮かんだらぜひ教えて下さい。

MAN3’S
  • この記事を書いた人

不動産Webコンサルタント 東口 悟郎

メディアマックスジャパン(株)の不動産営業担当。大阪の総合不動産会社でマンスリーマンション部門を立ち上げ、3年で運営室数200室を突破させた。システム開発から賃貸・売買仲介、社宅斡旋まで幅広い不動産経験を持つ。現在は主に不動産業務システムの導入コンサルティングと、ウィークリー・マンスリーマンションの集客サポートを担当している。

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