大阪天王寺・京橋・新大阪のマンスリーマンションの賢い探し方

あべのハルカスとてんしばイメージ画像

前回の投稿【大阪梅田、心斎橋・難波エリアの物件探しのコツ】に続いて、今回は場所を変えて天王寺・京橋・新大阪エリア編です。では早速それぞれの街の特徴や物件探しのコツをご紹介させていただきます。

天王寺エリア

あべのハルカスイメージ画像

大阪の天王寺は、日本一高いビルで知られる「あべのハルカス」や「阿倍野センタービル」など多くの複合オフィスビルがあり、商業施設、オフィスが集中するエリアで大阪のビジネスの拠点として重要な役割を果たしています。

天王寺は交通の利便性が良く、JR環状線で梅田(大阪)まで15分、難波まで地下鉄で10分で移動が可能。さらに関西国際空港まではJR関空快速で53分です。天王寺の地名は聖徳太子によって建立された「四天王寺」に由来し、天王寺には約130の神社やお寺があり歴史を感じる街並みがあります。

2015年には約7,000平方メートルの広大な芝生公園「てんしば」がオープンし、週末には様々なイベントが開催され、家族連れに人気のスポットになっています。

てんしばイメージ画像

さて、このエリアのマンスリーマンション事情ですが、天王寺駅から徒歩5分以内の物件で選ぶと本町、淀屋橋エリアの物件とは大きく賃料の差は出ませんが、1駅離れると格段に安くなります。

御堂筋線で上がって(実際には西)、動物園前周辺や大国町周辺がおすすめです。南に下りると供給数が極端に少なくなるので比較できる物件が少なくなりますが、賃料は割安なので空いていればかなりお得感はあります。大阪の地下鉄の駅間は短いので徒歩でも十分移動可能です。

天王寺駅周辺は近年、再開発が進んで本当に安心して住める綺麗な街に生まれ変わりました。お勧めのエリアの一つです。

京橋エリア

京橋ツイン21 大阪ビジネスパークイメージ画像

天王寺エリアと同様にビジネスと歴史が融合する魅力的なエリアです。大阪ビジネスパーク(OBP)や、ツインタワーをはじめとするオフィスエリアが集まるビジネスの中心地です。OBPには、多くの企業の本社やオフィスが立ち並び、ビジネスマンが行き交う活気あるエリアです。ツインタワーは、その名の通り二つの高層ビルが並び、京橋のランドマークとなっています。

京橋エリアの魅力の一つに、大阪城公園の近さがあります。大阪城公園は、豊臣秀吉が築いた大阪城を中心に広がる広大な公園で、歴史的な価値が高い場所です。春には桜が咲き誇り、多くの観光客や地元の人々が訪れます。また、公園内にはジョギングコースやピクニックエリアもあり、自然を満喫できるスポットです。

さらに、京橋エリアの春の風物詩として有名なのが、造幣局の桜の通り抜けです。毎年4月中旬に開催されるこのイベントでは、造幣局の敷地内に咲く約130品種、350本以上の桜が一般公開され、多くの花見客で賑わいます。夜にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中で桜を楽しむことができます。

造幣局の桜の通り抜けイメージ画像

京橋は交通の便が非常に良いエリアです。JR大阪環状線、京阪本線、大阪メトロ長堀鶴見緑地線が乗り入れており、大阪市内の主要エリアへのアクセスが簡単です。特に、梅田や難波、天王寺などの繁華街へも短時間で移動できるため、通勤やショッピングにも便利です。

少し余談ではあるのですが、1990年に京阪電気鉄道の社史に「キタの中心が梅田、ミナミの中心が難波なら、ヒガシの中心は京橋だ」と記載されており、京橋を「ヒガシ」と呼ばせようとする動きがあって、京橋周辺の発展を促進させようとする試みだったそうですが全く定着していませんし、私も最近まで知りませんでした。

京橋エリアでマンスリーマンションを探すなら、OBPやツインタワー周辺のビジネスエリアが目的地の場合、京阪電鉄の京橋駅から都島駅の間で探すと物件が比較的割安な物件が出てきます。これはラブホテル街の賃貸物件の賃料設定が少し安価に設定されるためです。気にならい方ならいいと思います。

ビジネスエリアとは京阪本線を挟んだ反対側のエリアになるだけなので、徒歩でも10分圏内です。京橋は物件が比較的豊富なエリアなので、ホテル街を除けば分譲タイプのパリッとした物件も供給されています。

新大阪エリア

新大阪駅イメージ画像

新大阪は、大阪の主要なオフィスエリアの一つです。多くの企業がオフィスを構えており、ビジネスマンが行き交う活気あるエリアです。特に、新大阪駅周辺には高層ビルが立ち並び、ビジネスの拠点としての役割を果たしています。

駅直結の新大阪阪急ビル、西口から直結の日生新大阪ビルなどが有名。新大阪駅は、1964年の東京オリンピックに合わせて開業した東海道新幹線の終点駅として誕生しました。

このエリアが選ばれた理由は、広大な用地が必要だったことや、将来的な山陽新幹線への延伸を見据えていたためです。JRはすでに環状線の大阪駅で「大阪」の名称を使っていたため、北側に位置する新幹線の終点駅を大阪としたかったところなのですが、「新大阪」になってしまったそうです。

新大阪駅の開業により、このエリアは急速に発展しました。新幹線の開通により、東京や名古屋、広島などの主要都市へのアクセスが飛躍的に向上し、ビジネスの拠点としての地位を確立しました。その後も、JR在来線や大阪メトロ御堂筋線の乗り入れにより、さらに利便性が高まりました。

新大阪駅イメージ画像

新大阪駅周辺のマンスリーマンション事情ですが、比較的価格の割安感のある物件を見つけようとするならJR新大阪東口の出口周辺がおすすめです。

西口は利便性も良く大型のスーパーなどもあって人気エリアなので、安い物件を見つけようとするとどうしても築古物件になってしまいます。東口側なら築浅の分譲タイプも多くありますが、大型スーパーなどはないので駅構内で済ませるか、コンビニ利用といった感じになります。

それで私のおすすめは、西中島駅周辺か東三国駅周辺です。実はこの3駅間はとても短くて、南の西中島南方駅までは700メートル、北の東三国駅までは900メートルなので、徒歩で移動できてしまう距離です。西中島南方駅周辺は大阪のグルメスポットとしても有名で、多くの飲食店がありますしスーパーなども複数あるので、生活の利便性はいいエリアです。

また、物件も豊富なエリアです。北の東三国駅周辺は物件が少なくなりますが、大手スーパーや活気のある商店街も残っている地域で利便性はいいいので、空きがあればかなりお得感があるのではないでしょうか。

まとめ

今回は「天王寺」「京橋」「新大阪」の紹介だったのですが、どのエリアも大阪の特徴としてオフィスエリアがギュッとコンパクトにまとまっているので、少し移動するだけで各段に安い物件が見つかるようになります。

マンスリーズでは地図上で物件を検索できるので、目的地から1駅でも徒歩圏といった物件がたくさんみつかります。ぜひ活用してみて下さい。目的地で探すだけでなく前後1駅も検索範囲に入れると、案外近くて安い物件もあります

大阪府の格安物件特集】も用意しています。こちらもぜひ参考に調べてみてください。

MAN3’S
  • この記事を書いた人

不動産Webコンサルタント 東口 悟郎

メディアマックスジャパン(株)の不動産営業担当。大阪の総合不動産会社でマンスリーマンション部門を立ち上げ、3年で運営室数200室を突破させた。システム開発から賃貸・売買仲介、社宅斡旋まで幅広い不動産経験を持つ。現在は主に不動産業務システムの導入コンサルティングと、ウィークリー・マンスリーマンションの集客サポートを担当している。

Copyright© MAN3'S , 2025 All Rights Reserved.