ウィークリー・マンスリーマンションの探し方
結論から言うと、あなたがリピーターでない限り、おススメの探し方は「ポータルサイトで探す」の一択です。
理由は、普通の賃貸物件と違ってウィークリー・マンスリーマンションはそれほど物件数が多くないので、各社の物件情報がまとめて掲載されているポータルサイトでないと効率的に探すことができないからです。
このブロックでは、ウィークリー・マンスリーマンションを探す3つの方法について詳しく解説していきます。
①街の不動産屋で探してもらう
まず1つ目の探し方は、suumoやhomes、athomeといった賃貸物件のポータルサイトに載っている店舗に連絡して、来店予約を入れてから訪問するという方法です。
賃貸物件が掲載されているホームページで探しても、ウィークリー・マンスリーマンションを取り扱ってるかはよくわからないですよね。
街の不動産屋さんでは、賃貸物件がメインの店でも、売買物件やテナント・事務所の賃貸に至るまで、幅広い不動産に関しての相談に乗ってくれますので、当然、ウィークリー・マンスリーマンションの相談にも応じてもらえます。
街の不動産屋さんの多くは店子(入居者・契約者)からの仲介手数料と、家主(物件のオーナー・貸主)からの広告料の2本柱が収入源となっています。
ウィークリー・マンスリーマンションは一般の賃貸物件とは異なり、仲介手数料や広告料が発生しない物件が9割以上なので、紹介される物件は限定されてしまいます。つまり、「手数料が発生する物件しか紹介されない」ということです。
後でも述べますが、賃貸店舗の営業マンにとってはウィークリー・マンスリーマンションを希望されるお客様はあまりうれしくないお客様と言えます。そういった点でもおススメしない探し方の一つです。
②運営会社に直接問い合わせる
2つ目はウィークリー・マンスリーマンションの運営会社に直接問合せる、という方法です。そもそもリピーターの方以外で、どの会社がどの地域でウィークリー・マンスリーマンションを運営していて、連絡先も知っている。ということはないかと思います。初めて利用する方にはハードルが高い方法です。
また、ウィークリー・マンスリーマンションはそもそも物件数が少ないため、探しているエリア内に、特定の運営会社が運営している物件が大量にあるという可能性は非常に低いのが現状です。
エリアによっては1件もないというケースも多く、探しているエリア内で、希望に合った条件で、更には、希望の日程が空いていて入居できる、という確率は非常に低くなります。
③ポータルサイトを活用して探す
ポータルサイトとは1つの運営会社だけでなく、多くの運営会社の物件が掲載されていて、地域や駅・路線、地図情報などから物件が検索できるようになっているサイトの事です。賃貸・売買の物件ではSUUMOやathome、homesなどが有名ですね。
ウィークリー・マンスリーマンション業界では、弊社が運営しているマンスリーズの他、多数のポータルサイトがあります。ポータルサイトにもそれぞれ特色があって、写真の点数が多くて部屋の情報がわかりやすいサイトもありますし、料金の安い順に並べ替えができて、価格重視の検索に特化しているサイトもあります。
ウィークリー・マンスリーマンションの場合、候補物件を絞り込みすぎると希望の日程で入居できない可能性があるため、候補物件を複数リストアップして、それぞれの運営会社に入居できるかどうかを問い合わせる必要があります。そのため、「楽に探せて問い合わせができる」方法を使うのが、効率的に良い物件を探すコツです。
様々な運営会社の多数の物件から検索して比較検討できるという点と、複数の運営会社にまとめて問合せができるので効率的に探せるという点で、ポータルサイトで探すのが最もおすすめの探し方です。
ウィークリー・マンスリーマンション探す際の3つの注意点
ウィークリー・マンスリーマンションを探す際は下記の3点に注意してください。
Check
- 内見はできない
- 街の不動産屋さんに飛び込まない
- 料金や設備、備品類は運営会社で異なる
内見はできない
ウィークリー・マンスリーマンションの場合、普通の賃貸物件とは違って、内見はできないのが当たり前だと思っておいてください。
一般的な賃貸の場合は、前の入居者が退去して、室内のクリーニング終了後に空室となった時点で内見ができるのが一般的ですが、ウィークリーマンスリーマンションの場合、前の契約から次の契約までの期間はたった1日というケースも発生します。
契約と契約の期間を1日でも短くすることが収益性を高めることにつながるので、運営会社は神経をとがらせて稼働率を注視しています。
運営会社によっては、例えば自社物件の1階に店舗を構えていたりする場合なら、空室があれば見せてもらえることもありますが、そもそも店舗を持っていない会社も多いですし、基本的に稼働率が高い物件が多く、常に利用者が入居しているので、内見はできないと考えておいて間違いないでしょう。
街の不動産屋さんに飛び込まない
貴方がウィークリー・マンスリーマンションを利用したいと思っていても、街の仲介不動産屋さんの営業担当者は間違いなく普通の賃貸物件を紹介してきます。
ウィークリー・マンスリーマンションのほとんどは、仲介不動産屋にお客様を紹介してもらっても、広告料という名目の手数料を仲介不動産屋に支払う習慣がありません。つまり、仲介不動産屋さんが貴方にウィークリー・マンスリーマンションを紹介しても、1円の売り上げにもならないということです。
そのため、仲介不動産屋さんの営業社員は言葉巧みに賃貸物件へと誘導するはずです。賃貸物件で契約が決まれば仲介不動産屋は貴方から手数料も取れますし、オーナーまたは入居者募集の窓口を担当している物件管理会社から広告料という名目の売り上げ収入を得ることもできます。
どうしても店舗に行って説明を受けたいという方は、物件の運営会社が実店舗を構えているかをホームページで確認して、連絡してから訪問してください。ウィークリー・マンスリーマンションの場合、そもそも店舗がない会社が多いという特徴があります。
また、賃貸物件と違って、仲介をおこなっている(いろいろな会社の物件を紹介してくれる)業者がないため、物件の運営会社で紹介される物件は「自社で管理・運営している物件」だけなのが通常です。
希望の部屋を多数提案できるような運営会社はほぼないので、事前にしっかり調べてからに訪問するようにしてください。
物件運営会社によって料金設定や設備、備品が異なる
ウィ-クリー・マンスリーマンションの利用条件は各社バラバラで、統一されている規格や仕様があるわけではありません。備え付けの備品や消耗品も違えば、料金設定も初期費用も違います。
前回の部屋では調理器具が揃っていたのに今回の部屋では無い、というケースも頻発します。初めて利用する方は、物件の運営会社が異なる場合は、料金設定・設備・備品について注意して確認してください。
このような事情から、「利用者のほとんどがリピーターです」という話を物件の運営会社からよく聞きます。確認する事が多くなると利用者にとっては大きなストレスになりますからね。
まとめ
- 初めてのウィークリーマンション探しはポータルサイトの一択。
- 賃貸店舗への飛び込みはNG
- 各社、料金設定や備品、消耗品などは統一されてないので確認が必要