ウィークリー・マンスリーマンションとは?シェアハウスとの違い

「マンスリーマンションって何?」
「どうやって利用するの?」
こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ウィークリー・マンスリーマンションとはどういう住居なのか、契約形態、料金計算方法、設備、備品等、シェアハウスとの違いについても、まだ利用したことがない方にもわかりやすく解説します。一時的な仮住まいを探している方は、ぜひご一読ください。

ウィークリーマンション・マンスリーマンションとは?

マンスリーマンションのイメージ画像

最低契約日数以上なら日割り料金で借りられる

ウィークリー・マンスリーマンションとは、「短期から利用できる家具付賃貸マンション・アパート」のことです。ウィークリー・マンスリーという名称から「週単位・月単位で借りなければならない」、とお考えの方も多いようです。

しかし実際には、最低契約日数が7日間または30日間というだけで、それ以上の滞在は日割りで利用できる場合が多数です。
※例えば、10日間や35日間でも契約できます。

料金の計算方法や消費税の有無に注意

運営会社が宅建業法に則って運営される場合と、旅館業法に則って運営されるタイプが有ります。主な違いは料金の計算方法です。

宅建業法は、実数計算(15日間なら、1日費用×15日)が主です。また、31日の月、30日の月、28日の月などを実数で計算する運営会社もあれば、1ヶ月間をまたぐ契約であれば、そのまたいだ月は30日計算で固定する運営会社もあります。

旅館業法は、泊数計算(15日間なら、14泊)で計算される場合が主流です。

また、消費税の有無の違いもあります。賃貸物件の賃料に消費税が無いのと同等で、1ヶ月以上の契約の場合は非課税、1ヶ月以内の場合は課税が一般的です。

上記の計算方法は各社統一されていない為、注意が必要です。

部屋内にだいたいの備品が揃っている

必要最低限の家具、テレビ、電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、布団などは揃っている物件が多く、便利で効率的な「気軽な賃貸」といえます。

どんな物件があるの?

マンスリーズでは都道府県別に、様々な条件でウィークリー・マンスリーマンションを検索できます。興味がある方は、具体的にどんな物件があるのか、下記のボタンをクリックして検索してみてください。

シェアハウスとは?

シェアハウスのイメージ画像

プライベート空間を確保しつつ、リビングや水回りを共有

『シェアハウス』とは、一つの家に複数の人と共有して暮らす物件のことを指しますが、日本では「ゲストハウス」と呼ばれることもあります。以前は寮や社宅として利用していた物件や、マンション、戸建て等を転用して運営されています。

キッチン、リビング、トイレ、シャワーなどは住人全員で共有し、部屋は一人ずつ個室を利用するというシステムです。

シェアハウスは、基本的には月払いですが、週払いのところもあります。

料金の安さは魅力

賃貸のワンルームや1Kの賃料と比較すると、同等もしくはそれ以下というところが多いです。初期費用もウィークリーマンスリーマンション同様に敷金・礼金は不要なところが多く、光熱費は管理費(共益費)で設定されていて月額1万円くらいが相場です。

賃貸の共益費や光熱費はそれだけにしか使われませんが、シェアハウスの管理費は水光熱費に加え、ネット利用料、トイレットペーパーなどの日用消耗品代、掃除用具代や家具家製品の修理、買い替えの費用に充当されます。

賃貸だとすべて自腹になるようなものも含まれています。賃貸やウィークリー・マンスリーマンションに比べると料金面ではかなりお得です。

共用スペースにある備品や設備が充実している

個室にはベッドや机といった最低限の家具が入っていて、テレビは個室にはないところが多いです。

電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機などは共用スペースにおいてある物を、共同生活しているメンバーと共有する形になります。

複数の入居者が利用するので、単身用の1Rだと置場に困るような、調理器具、ホットスナッカー、エスプレッソマシーンがあるなど、様々な設備や備品が利用できる点は魅力です。

シェアハウスの利用に向いている人・向いていない人

複数の他人と生活することが前提になりますので、トラブルになることもありますし、そこが逆に魅力になることもあるかと思います。シェアハウスに向いている人と、そうでない人を挙げておきます

向いている人

  • 人と関わるのが好きな人、距離感を保てる人
  • 自分はルールを守り、人がルールを破ったことが気にならない人
  • 潔癖症でない人
  • 騒音が気にならない人

『人と関わるのが好き』と『距離感を保てる』って相反してるように感じるのですが、実は一緒なんですよ、という話をシェアハウスの運営者の方から直接聞いた事があります。

他人と一緒に住むということは自分以外の他人の事を無視できる包容力みたいなものが必要なんだそうです。自分がルール守ってるんだから、みんなも守って当然でしょ、と考える人はストレスが溜まってしまうでしょうね。

向いていない人

向いている人で挙げたのと逆の人は、間違いなくやめた方がいいですね。

  • 他人とコミュニケーションを取りたくない
  • 他人の価値観を受け入れられない
  • 極度の潔癖症
  • 物音に敏感

それ以外にも

  • 友達を部屋に呼びたい
  • 安さだけを選ぶ理由にする
  • 出会いを求めて利用する

これも運営者の方に聞いたのですが、上記のタイプの人は「かなりの割合でトラブル起こす」という話でした。テ〇スハウスみたいな事はそうそうないということです。

まずは短期入居で試してみるのもいい

  • 実は人とコミュニケーション取るのが苦手だったけど克服できた。
  • 仕事以外の友達ができた
  • 恋人ができた

このような、いい話もよく聞きますし、シェアハウスは様々なコンセプトの物件があるので、自分がシェアハウス生活できる人なのかどうか短い期間で利用してみて判断するのもいいと思います。

マンスリーズでは物件種別で「シェアハウスのみ」を選択することができます。月単位でウィークリー・マンスリーマンションを検討する際は、一度シェアハウスも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

MAN3’S
  • この記事を書いた人

不動産Webコンサルタント 東口 悟郎

メディアマックスジャパン(株)の不動産営業担当。大阪の総合不動産会社でマンスリーマンション部門を立ち上げ、3年で運営室数200室を突破させた。システム開発から賃貸・売買仲介、社宅斡旋まで幅広い不動産経験を持つ。現在は主に不動産業務システムの導入コンサルティングと、ウィークリー・マンスリーマンションの集客サポートを担当している。

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