マンスリーマンションの賢い探し方【大阪梅田、心斎橋・難波エリア編】

このページでは、元不動産会社に勤務していた私が、大阪でのマンスリーマンションの賢い探し方を目的地ごとに詳しく伝授いたします。多くの企業が集まるエリアは以下の5つが挙げられます。そのエリアの特徴、通勤に便利なエリアと路線、ターミナル駅をご紹介しつつ、お得に割安な物件を選ぶ方法もご説明します。

大阪の5つの主要エリア

大阪府でウィークリー・マンスリーマンションを探す時の主なエリアは下記の5つです。

梅田エリア
心斎橋・難波エリア
天王寺エリア
京橋エリア
新大阪エリア

今回は大阪府の代表的な2つのエリア「梅田」と「心斎橋・難波」でウィークリー・マンスリーマンション物件を探す時のコツと街の特徴について解説します。天王寺・京橋・新大阪でお探しの方は、「天王寺・京橋・新大阪エリア編」をご覧ください。

梅田エリア

JR大阪駅
梅田は大阪市北区に位置し、日本有数の繁華街・オフィス街として知られています。大阪駅や梅田駅を中心に広がるこのエリアは、ビジネス街としても商業地としても非常に発展しています。

大阪市北区全体で約7,700社の企業が存在し、その多くが梅田エリアに集中しています。有名なオフィスビルとしては、「グランフロント大阪」「梅田スカイビル」「大阪梅田ツインタワー」「ブリーゼタワー」など大企業の本社や支社が入っています。

梅田はオフィス街でもあるのですが、ショッピングやエンターテイメントも充実しています。阪急・阪神百貨店などの商業施設もあり、北新地は高級歓楽街と様々な要素がギュッと集まったエリアです。

梅田周辺で物件を探したい場合はどの駅を選べばお得で便利なのでしょうか?梅田はJR、阪急、阪神、大阪メトロ(市営地下鉄)の4路線が乗り入れています。

ウィークリー・マンスリーマンションの賃料は、基本的には普通賃貸物件の賃料に連動しています。目的地が梅田駅から徒歩10分圏内の場所だと仮定して、乗り換えなしのエリアで格安の物件を探すなら、大阪メトロ御堂筋線の大国町以南の物件がおすすめです。

大国町は梅田まで乗車時間12分、難波までは1駅ですが、大国町から突然賃料が下がります。難波までは中央区で、大国町からは浪速区となって昔の荒れたイメージも残っているのでしょうが、今は新しいマンション開発なども進み、街のイメージも本当に良くなってきています。

オフィス街近くの物件よりファミリー層が増えるので、スーパーなどの食料品店も充実していますし、少しでも余裕のある物件(広くて設備が充実している)を優先し、かつ乗り換えなしのエリアで選ぶなら、この辺りは物件も豊富で選べる範囲が広くていいですよ。

阪急・阪神路線は物件が少ない

ダウンタウンの松本・浜田の生まれ故郷の尼崎は、梅田からJR・阪急・阪神を使って乗車時間約15分以内なので、賃貸としては考慮されるエリア(2024 SUUMOの住みたい街ランキングで総合19位)ではありますが、ウィークリー・マンスリー物件となると大阪市内の物件より少なくなるので、比較できる物件が少なくなります。

西宮を超えて三宮までの間はマンスリー物件の供給量は少なくなるので、通勤時間も考慮に入れると急行の停車駅である尼崎、西宮北口が限界になりますが、阪急沿線を選んで賃料の高い物件を借りるよりは、御堂筋線の乗車時間15分の市内を選択した方が賢明でしょう。

梅田から1駅、2駅で魅力のあるエリアといえば、JR環状線の前後1駅は西に福島、東に天満があります。ウィークリー・マンスリーの物件が多いのは天満周辺です。天満は大阪メトロ御堂筋線、堺筋線、JR東西線とかなり乗り入れが多いですし、賃貸物件も多いのですが、北区のエリアなので賃料は比較的高く、お得感は低いです。

福島エリアは最近は賃貸物件として人気ではありますし街自体は建て替えが進んではいますが、駅近物件が少なくて、どうしても駅や商業エリアから離れた物件になります。

逆に安い地元の方が使うスーパーや商業施設は近いというメリットはあるかもですが、そういったところの店舗の営業終了時間はサラリーマンが行ける時間ではなく、早く閉まってしまいますね。

心斎橋・難波エリア

心斎橋筋商店街
難波高島屋前から始まるアーケード街を心斎橋筋商店街といい。御堂筋の心斎橋駅から難波駅の間を「心斎橋・難波エリア」と呼びます。難波にはskyOをはじめとしたオフィスとモールが入った複合施設が多くあり、こちらも梅田と同様に多くの企業が集まっています。

ウィークリー・マンスリーマンションの住宅事情はというと、難波駅周辺は賃貸住宅自体の供給量が低く、マンスリーマンションに活用されている物件も少なくなります。マンスリーマンションの割安物件で便利なエリアは、西は桜川、東は谷町9丁目と、前述の大国町以南ということになります。

難波駅には阪神線、南海線も乗り入れしていますが、南海線で堺の方面に向かうとマンスリー物件は少なく、比較するほど多く物件が出てくる地域ではないです。一方の阪神線は平日はガラガラの不人気路線になりますので、こちらも物件は多くありません。

まとめ

梅田・心斎橋・難波でお得な割安物件を選ぶなら、ズバリ御堂筋線・四ツ橋線の「大国町」以南の物件がおすすめ

マンスリーズでは【路線・駅で探す】で物件を検索できます。大阪は街が小さいので、駅の位置が理解できたら【地図で探す】で駅周辺の物件を検索してみてください。

また、エリア別に探すならパソコンとタブレットをご利用の方は【11のエリアに分割されたマップ】からも検索できます(スマホではこの機能はご利用になれません)。あなたにピッタリの物件を見つけることができますよ。

次回は天王寺・京橋・新大阪エリアの物件探しのコツを紹介いたします。

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  • この記事を書いた人

不動産Webコンサルタント 東口 悟郎

メディアマックスジャパン(株)の不動産営業担当。大阪の総合不動産会社でマンスリーマンション部門を立ち上げ、3年で運営室数200室を突破させた。システム開発から賃貸・売買仲介、社宅斡旋まで幅広い不動産経験を持つ。現在は主に不動産業務システムの導入コンサルティングと、ウィークリー・マンスリーマンションの集客サポートを担当している。

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